b.hatena.ne.jp

ちょっと書き足りなかったのでつらつらと。

福島であれイスラムであれKKOであれ、彼らこそ特権を享受する既得権益者であるとして不満をつのらせている者もいる、ということに佐々木氏の記事は全く無頓着です。

KKOはともかく、福島やイスラムが特権階級だなんて、そんな奴らは間違ってると思いますか?俺も間違ってると思いますよ。けど、間違っていると切り捨てるならそれはポリコレによって切り捨てるのと何が違うんですか。

あれは行き過ぎた揶揄であった、というのであればそれは表現の自由への規制です。「ネガティブな方向については、より抑制的に自由を侵害しないようにする」と佐々木氏は書いていますが、表現の自由だって時として他の権利と鋭く対立するんです。無難で穏当のように見えて「公共圏」と同じぐらい「言うは易し、行うは難し」、そして実際には問題を含んでいることしか言えてないように見えます。

「○○り」が「○っ○り」に変化した例

anond.hatelabo.jp

  • しくり→しっくり

元々は「ちくり」と同じように棘などが刺さる意。そこから深く突き刺さる、定着しているというように変化した。

  • ほこり→ほっこり
  • にこり→にっこり
  • しとり→しっとり
  • むつり→むっつり
  • しかり→しっかり
  • むちり→むっちり

 

日本国語大辞典で、促音が無い用例の方が古い物を並べた)

もちろん元々促音を伴っていた言葉も多いし、逆に促音が外れる例もあるが、促音を入れることで強調される、耳馴染みが良くなるというのは確かなのだろう。

同窓生とは何ぞや?

入試不正関連のニュースに「同窓生」という言葉があふれているが、これってどういう使われ方なのだろう?

同窓生ってある人と別の人との関係性を表現する言葉だけど、入試不正の文脈だと「学校」が「同窓生の子弟」を優遇したと伝えられてるんだよね。学校という概念・法人にとって、誰かと同窓生という関係性が結べるのだろうか。

発端となった東京医大の件では同窓会から依頼があった生徒を優遇したという話もあったので、「同窓会の会員」を略した結果「同窓生」になったのかもしれない。

いずれにしても、今後使われ方をウォッチしていきたい。

流石に「エルフ/妖精」と「オナホ妖精」を別にしろとは言わない

前の記事ではDLsiteを褒めたのだが、DLsiteのタグには一つ大きな不満がある。「エルフ/妖精」というタグだ。このタグにはエルフのような人間サイズの妖精と手のひらサイズの妖精、いわゆる「オナホ妖精」がこの中に含まれてしまっていることだ。

検索するときにこの2つの属性を同時に表示したい人間がいるだろうか。いやいない。

などという話をして、理解はともかく共感してくれる人間がどれくらいるだろうか。

流石にオナホ妖精で単独のタグにしろと主張したいわけではない。だって「オナホ妖精」が「エルフ/妖精」の中で占める割合って体感1割ぐらいだもん。前の記事に「キリがねえよ!」というブコメがあったがその通りである。マイナーすぎるタグを増やすと不便だし、適切に管理されない。既にDLsiteのタグはかなり一覧性が悪いが、メロンブックスDLに至ってはタグ一覧のページがない。同人は商業に比べてマイナーな性癖でも供給される*1。そのため運営の方針次第では野放図にタグが増える。

ニコニコ動画やpixivのようにタグ編集をユーザーに開放するという手もあるが、まず間違いなく荒らしに使われる。金のやり取りがある場でそれはリスクが大きい。マイナー性癖を増やそうと思うといくらでも増やせるだろうが管理側が手動でタグを付ける上で、多すぎるタグは障害になる。

前の記事のブコメでは、「実妹・義妹」の区別は重要だという意見があった。しかし実のところ、俺個人の性癖としては、妹萌えなのだが血の繋がりは重視していない。不快に思う人は多いだおろう。申し訳ない。しかし俺は血縁主義者ではなく人文主義者である。つまり人間を人間たらしめるのは遺伝子ではなく他者との関係性と人間であろうとする精神だ、と信じているのと同様に、妹を妹たらしめるのは血縁ではなく兄を兄と呼び妹たらんとする精神だと信じている*2。また寝取り・寝取られの区別をちゃんとしてほしいというようなコメも あったが、この二つは男性主体で読むか女性主体で読むかという視点に因る部分も大きい。たとえば俺はひげなむち作品を寝取り側に感情移入して読んでいることも多いがDLsiteがつけているタグは寝取られのみである。

しかしまあ、黒と白の間にはグラデーションがあるとはいえ、明確な黒と白があるのもまた事実である。komifloはかつて姉と妹のタグを一緒にしていたが今は分けている。

 当時のキャプがないので傍証。ちなみにkomifloツイッター垢で新規作成タグの投票などもしている素晴らしい試みだと思う。DMMは実写も扱うため、そちらでは姉妹がマイナージャンルという都合もあるだろう。しかしエロマンガや同人界隈では姉と妹は一大ジャンルであり両者は決して交わることはない*3。どうですかDMMさん、いまからでも姉と妹タグを分離しませんか。現状エロマンガ配信のデファクトスタンダードにある地位を維持しようと思うなら、この措置は必要になると思うのですが。

*1:奴隷との生活なんてその極みだ。着せ替え脱衣ゲーがいくつあるんだと言いたくなるかもしれないが、あれも商業を含めたエロゲ全体だとニッチだからこそだ。

*2:いやまあ、実のところ萌えの原体験が月姫遠野秋葉(義妹)だからってだけだけど。

*3:というのはまあ控えめに言って大嘘であり姉妹丼も一大ジャンルではあるのだけれど、それには姉妹タグを別につけるか、姉と妹タグを両方つければいいのである

エロマンガのタグで姉と妹を一緒にするのをやめろ繰り返す姉と妹を一緒にするのをやめろ

  • komiflo 姉と妹が区別されている 80点

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  • DLsite 妹・義妹・実姉・義姉がそれぞれあり、なんか釣り合いが取れてない気がするが充実はしている 95点

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  • BookLive 妹・義妹、姉・義姉でそれぞれひとまとめ。アンチ義理過激派が怒りそう 75点

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  • DMM電子書籍 姉・妹で一緒にされている 0点

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妹モノが読みたいなと思ったときに姉で妥協するとかその逆が果たしてありえますか? 私はないと思います。


あ、一応フォローしとくとキンドル楽天やhontoはそもそもタグがないのでそれよりはマシかも。メロンブックスDLは商業はないけど、同人の場合姉・義姉・妹・義妹の他に姉妹タグもあった。

ビューアーも使いやすいし本当は全部DLsiteで買いたいんだが、DMMでしか買えない本が結構ある……。

「低能先生」

俺自身彼の人のことを低能先生と呼び忌み嫌っていたし、彼の人はそれに値する悪行を行っていたと思う。俺もidコールで低能呼ばわりされている。

しかし彼の人自身が低能先生と自称していたわけではないし、どうやら嫌がっていたらしい。宜なるかな。低能先生という呼び名には対話不可能な存在というレッテルとしての意味合いがあった。他の人はどうか知らんが、俺は「自説を声高に唱え、相手を啓蒙するという立場を崩さず、他人の意見を聞き入れない」ような人に対して〇〇先生と読んでいる。*1

犯行声明によると彼の人は議論を拒まれたことに不満を持っていたらしい。他人を罵倒しておいて何が拒まれただと多くの人は思うだろうし俺も思う。言葉の汚さと内容の価値は全く関係がない。自分が正しいという確信の上で、他人を汚い言葉で罵倒するのはそれはそれで自由だと俺は思う。激しい言葉のほうが優しい言葉より支持を集めることもある。ニセ科学批判界隈でもよく言われるが、目の前の一人を説得するのではなしに大衆に訴えるという戦略である。だが、自分から罵倒しておいて対話を拒まれたというのはただの逆恨みである。

俺は彼の人が言いたいことのコアの部分はなんとなく分かるし、実のところ共感する部分もある。嫌いだからいちいち解説したりしないが。

一方でHagex氏やその他ブックマカー諸氏のように「ダメなものにダメといって何が悪い」というような心性にも共感する。

どちらかといえば後者よりだが、俺はどっちつかずだった。イデオロギーというか性根というか、そういう観点では今もどっちもどっちだと思う。

だが彼の人の感情とやったことは、繰り返しになるがただの逆恨みである。進んで他人を罵倒するものが、対話を拒否されたなどと言って良い訳がない。俺はHagex氏のことも好きではないというかはっきり言って嫌いだったが、殺されることはなかった。それはおかしい。それは違う。道理が通らない。

*1:そうでない場合もある。普通に教師や作家にも使う

「つめる」には「言葉でおいつめる」という意味がもともとある

「詰る(なじる)」っていう字が読めなくて、「キツル、キツル」っていっ..

「詰める」って言葉

「詰める」の意味が変わってきてない?(例:上司に激詰めされる)

全部一人が書いたのかは分からないが、増田で「『つめる(詰める)』を問い詰めるという意味で使うのは『なじる(詰る)』との混同だ」と主張している人がいるようなので。

 

日本国語大辞典から引用

(2)身動きができないような状況に至らせる。

(ロ)対処できないような状況に追い込む。ゆきづまらせる。「問いつめる」「言いつめる」のように他の動詞と複合しても用いる。

米沢本沙石集「小禅師にてありし時も人をつめしが、当時も人をつむるやとぞ申されける」

 この沙石集(鎌倉時代本地垂迹的な仏教説話集)の用例がどういう状況かというと、以下のようなものだ。

少納言入道信西藤原通憲)の13回忌に親族や高僧が集まり、法会を開く事になった。その法会の総括役に信西の孫で高野山に隠遁している明遍僧都を呼ぼうとしたが、「遁世の身なので」といって出てこようとしない。親族たちは「遁世の身だからといって親の供養もしないのか。高名な坊主の言うこととは思えない」と文句を言ってもう一度使者を送った。

すると明遍は「別に俺だって親の供養はしたいよ。けどお前ら遁世を何だと思ってるの? 身内の葬式って言っても南北二京から有名な僧侶招いてるじゃん。そんなところに出ていって講師役を勤めたら、朝廷や他の貴族に呼び出されたときに断れないだろ。けどまあ親不孝になりたいわけじゃないから代役は送ってやるよ」と言って弟子を寄越した。

親族たちはこの返事を聞いて「小禅師にてありし時も人をつめしが、当時も人をつむるや」(小禅師だった時も他人をやり込めていたが、今もそうなのだなあ)と言った。

 つまり言葉を持って人をやり込めることを「つめる」と言うのは、鎌倉時代からある用法なのだ。「いっぱいにする」「身動きが取れなくなる(自動詞つむ)」というような意味でより古い用例があるため、本来の意味とまでは言えないだろうが、「問い詰める」の意味も古い用法なのだ。

現代では一般的でない、時代がかった使い方かもしれないが、別に「なじる」との混同だとあえて推定する必要はないだろう。

 

2018.03.29追記

いやあ、今日も追い詰めました。 使われているね、うん。使われている。 ど..

しばらくみなかったがまだ増田に生息しているらしい。