人を食った機械の話

日立、集団の幸福感を測定する技術を開発 - PC Watchという記事を読んだ時最初に思いついたのは「エリアストレス警報が発令されています」というPSYCHO-PASSネタだったが、ブコメではパラノイアの方が人気だった。機械に支配される人間というのはSFの定番ネタだが、PSYCHO-PASSもその一種で「銃に使われる警官」がテーマだったか。

それにしても「市民、あんたは幸福ですか?」の問に答えなくともコンピュータ様が自分で幸福かどうか判定してくれる技術が実用化されつつあるというのだから、また一つ現実がSFの先を行こうとしている。TRPGならどう活かせばいいだろう。トーキョーN◎VAの制御判定的なものをすればいいだろうか。理性でも感情でも生命でも外界でもそれなりに理屈が付きそうなので、成功しつつカードを回すにはいいかもしれない。

昔のブクマを漁ると、画像認識で「笑顔度」を測定するスマイルチェックを作ったのはオムロンだった。

スマイルスキャン | 社会の安心・安全・快適ソリューション | オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社

最低の発明であることが理解できない日本 - 非国民通信

確かこのスマイルチェックには、視覚障害者が接客業に就いた際の悩みから開発されたとかそういうお話もどこかで読んだ気がするのだが。それはそれで自分のものも他人のものも笑顔を見ることが出来ないのに機械の判定にしたがって笑顔を作るというのは何やら悍ましい感じもするし、クオリア的な問題も考えさせられる。

笑わないと開かない冷蔵庫というのはパブロフの犬みたいで単純に馬鹿らしいのだが、実験を信じるなら冷蔵庫の扉が重くなる程度でも人間は10日たてば笑顔を作るようになるという。最初の幸福度にしても、数値を常時職場のモニターに表示しておくだけで、スコアを良くするための行動をみんななんとなく取り始めるんじゃねえかなあ。

多分戦場ジャーナリストに軍歴は必要ない

戦場ジャーナリストって、外国では退役軍人なり徴兵経験者がやる仕事なん..

一流の写真家集団であるマグナム・フォトのメンバーに軍役経験者がどれだけいるのか調べてみた。

マグナム・フォト東京支社〜ストックフォト、写真家・写真展情報のご案内〜

日本語公式サイトのプロフィールしか見てないので、軍歴を書いていないだけの人もいるかもしれないし、全員が戦場での取材をしているわけではないことはあらかじめ述べておく。従軍記者や後方勤務っぽいのも一応抜き出しておいた。

  • アンリ・カルティエ=ブレッソン Henri Cartier-Bresson フランスのレジスタンス活動に参加
  • ジョージ・ロジャー George Rodger 第二次大戦中は、米雑誌『ライフ』の特派員として、アフリカ、中近東、アジア、ヨーロッパ戦線を取材。戦争中最も長い道程を取材した記者としてライフ誌に紹介された。
  • デビッド・シーモア David Seymour (Chim) 戦争中はアメリカ軍の軍属として、写真偵察やその解析にあたる。
  • レイモン・ドゥパルドン Raymond Depardon 兵役のあと1967年に、仲間と写真通信社「ガンマ」を設立。
  • ポール・フスコ Paul Fusco 1951年から3年間写真家としてアメリカ陸軍通信隊に所属する。
  • コンスタンティン・マノス Constantine Manos 1956年から58年まで兵役につき、軍の機関紙のスタッフフォトグラファーとして勤務。
  • エリック・レッシング Eric Lessing 第二次世界大戦中、飛行士、写真家として英軍に従軍し、1947年にウィーンに戻る。
  • マルク・リブー Marc Riboud 1943年から45年までレジスタンス運動に参加し、その後リヨンの国立高等工芸学校にて工学を学ぶ。
  • コーネル・キャパ Cornell Capa 第二次大戦中は、米空軍写真情報部・広報部に勤務。
  • バート・グリン Burt Glinn 1943年から46年まで兵役を務め、49年にハーバード大学を卒業。
  • エリック・ハートマン Erich Hartmann 1943年、アメリカ陸軍に志願、ヨーロッパに駐留。
  • ウェイン・ミラー Wayne Miller 1942年から1946年まで海軍に従事し、そこでエドワード・スタイケンと出逢う。

写真家一覧ページでプロフィールが見られる79人中12人である。スイス人のワーナー・ビショフとかは徴兵歴があるかもしれないが、よく分からん。

軍歴のある人間自体は結構いるが、ほとんどは二次大戦時代であり、兵士として前線に立っていなさそうな者も多い。マグナム・フォトには若くて主に戦場で活動しているメンバーもたくさんいるが、彼らのプロフィールに軍歴はなかった。抜けがあったら教えて下さい。

というわけで、多分戦場ジャーナリストに軍歴は必要ない。増田の記事を好意的に読むなら、こういう独立系のジャーナリストではなく、企業が採用する場合に軍歴を持つものを優遇する可能性はあるかもしれない。僕はそういう話は知りませんけども。

木槌にすべてを

俺タワーというDMMのゲームを最近プレイしている。引っ掛かりがないというか、ひたすらレベルを上げて資源を貯めて塔を高くする賽の河原ゲーなのだが、なぜこんな甲斐のないゲームを延々プレイしいるのかというと、このゲームに登場するキャラが気に入ったからだ。というか一人のキャラクターにここまで心奪われるは久しぶりなのでいささか自分でも戸惑っている。

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左が木槌で右がその進化形の大木槌だ。性格はまあなんというかこまっしゃくれたお子様なのだが屈託のない元気な感じがとても微笑ましく、声優さんの力も大きいのだが救出時ボイスの「あの子を、助けないと!」とかいい子なんだなあと感じられて素晴らしい。

あと風呂覗いた時に本気で嫌がってる感じなのがいい。あんまりこっちに向かって露骨な性的アピールしてくるヤツは信用ならない。俺のことを無条件で好きになるような志の低いキャラは嫌いだ。「膝の上に木槌を乗せて頭をくしゃくしゃに撫で回して『やめろよー』と嫌がられたい」という妄執に囚われることが度々あった。年末忙しかったので疲れていたのだと思う。キャラグッズが欲しくなってクリスマス頃に東急ハンズに行って木槌を買ってしまった。もうちょっと大きいのが欲しいので今度は別のホームセンターに行こうと思う。

見た目も好みで特に大木槌の絵は珠玉だと思う。無造作にハサミで止められた活動的なポニテに、「ムフー」って擬音語が聞こえてきそうな自信満々な顔が愛らしい。小さな体に大きな武器、片方はガーターで止められて片方はずり落ちたソックスからはアンバランスな危うさが感じられて、引き込まれる。露出度が低いのもいい。ロリに露出度など要らぬ。

ただ木槌ちゃんはなんというかゲーム内での扱いが不憫なのだ。風呂を覗いた時のボイスにも「金鎚にまでこんな事してたら、許さないぞー!」というのがあり、破損時にも言及する(らしい。俺は聞いていない)など、木槌ちゃんは友達の金槌のことをとても気にかけているのだが、金槌の方は木槌に一切言及してくれない。なんでや。お陰でこのゲームのプレイヤーからは可哀想な子扱いされている。

捕獲確認時のボイスに「どっかのマヌケが捕まったみたいだぞ!」というのがあるのだが、木槌は低レアキャラのため他のハズレとして頻繁にでまくり、自分で自分を間抜け扱いすることがあるのもネタ扱いに拍車をかけている。

ゲーム的な性能も何というか微妙に使いづらい。

戦闘面では、進化すると何故か命中と回避が下がる。加撃・極という強力なスキルを持つ当たればデカイ一発屋なのだが、攻撃はあくまで「軽量級の中では」トップクラスという程度である。高難易度ステージを攻略するために本当に火力が欲しいなら、重量級キャラを使うほうが楽である。大木槌の耐久力だと一発食らうと簡単に瀕死になるためどうにも安定しない。

建築面でも改築というこのゲームにおける重要スキルを持っているのだが、建築のパラメーターが低いため、キャラが揃ってくると用済みになる場合も多い。

基本的にぬるいゲームなのでそれでもレベルさえ十分に上げとけば使えなくはないレベルなのだが、どうにも愛が必要になる……という感じだったのだが、最近このゲームに第二進化が追加された。最初に第二進化が開放された最初の3人に木槌が選ばれたのである。

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それがこの横槌である。弱点であった命中回避が軽量級の中でも高水準に、攻撃はさらに高くなり、反撃という手数を増やすスキルも得たことで、あらゆる点が高水準でまとまった、非常に使い勝手の良い最強クラスのアタッカーとして生まれ変わった。もちろん他のキャラも第二進化が開放されれば状況は変わるだろうが。

あとちょっとだけオヤカタ相手にデレてくれた。花飾りをつけてちょっとだけおめかししているのも合わせて、獲物は小さくなっても確かな成長や変化を感じる。一緒にいて楽しい。だから俺は今日も横槌と共に、甲斐のないゲームを続けるのである。

貧乏人ほどよく金を使うのではなかろうか


社会派ブロガーちきりん、ピケティに逆張りす - あざなえるなわのごとし

このへんから思ったことだが、そもそも「貧乏人は貯蓄に回す」というのは本当だろうか。貧困層は将来に不安があるため貯蓄に回すというのは一見もっともらしいが、貧困層は生活必需品に事欠いていたり、少額の消費で身近な部分で今すぐ大きな改善を見込める(消耗品の質を上げたり、家電を買い替えたり)のに対し、富裕層は同じ額を手にしても改善できる幅が少ないため消費の意欲が少ない、ということは限界効用逓減の法則からも言えそうである。臨時収入で札束100万円ポンと渡されたならとりあえず銀行に預けるかもしれないが、継続的に収入が増える見込があるなら、貧乏人のほうが消費に回すのではないのか?

適当にネットをあさると次のような資料が見つかった。

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やや古いデータだが、低所得者層の方が貯蓄率は低い。

2014/12/26 20:19
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色々な基準で検討しているが、やはり貧乏人より金持ちの方が貯蓄率は高い。

2014/12/26 20:32

 貯蓄率とは「貯蓄額を可処分所得で割った比率」らしい。というわけで、単純にお金を回すことだけを考えた場合、高所得者よりも低所得者に多く配分したほうが良い。少なくとも貯めこまないから即効性はある。

もっとも、お金の使い方によって波及効果に差があるとか、そもそも銀行が他に金を貸すんだから貯蓄の何が悪いとかいう論点もあるのだろうが、俺の経済知識は結局役に立たなかった公務員試験対策に勉強した以上のものはないから知ーらない。

 

「FURY」 戦って、戦って、戦って、死ぬ

「FURY」を見てきた。言葉にするのは難しいのだが……そうだな、世界観が好きだ。戦うたびに何かを失うところと、理不尽に死んだり生き残ったりするところが。

 

映画のストーリーは1945年4月から始まる。もはやヨーロッパ戦線の大勢は決したという段階だ。映画の描写でも、圧倒的な航空戦力の差や、徴兵拒否者を街頭に吊るすドイツ軍の末期ぶりからそれは分かる。米軍はいつになるか分からない「最後のひと押し」のために、泥沼の地上戦を続けていた。そのある種無益な戦いの中で、無垢さを失い、僚機を失い、仲間を失い、「家」を失う。勝利の美酒はない。その代わり戦闘前の仲間として酒を回し飲むシーンが印象的だ。

人が理不尽に死ぬというのは戦争映画なら極普通のことだが、最後のシーンでとても理不尽な生き残り方をするのが良かった。甘ちゃんが甘さゆえに生き残る、みたいな因果応報的な読み方は嫌いだ。ただ戦場の理不尽に生き残らされた、という世界観は好みだ。

 

と、褒めては見たものの、もう少し細かいストーリー的にはどうなんでしょうねコレ。特に最後の防衛戦の部分。ドンが1人ででも残ろうとするのはあんまり理解出来ませんし、SSが引かずに無策で突っ込んでくるのもかなり違和感がありました。特に行軍のシーンでパンツァーファウスト抱えてる兵士が複数いたのに「これだけだ!」と言われた時は「えぇ……」と思って萎えましたね。最初のほうで薙ぎ倒されたのかもしれないけどなんかさあ……。

野戦、市街戦、戦車戦はかなり面白く見れただけに、最後の戦闘でなんか締まらない感があって残念です。ティーガーと相打ちとかもっと分かりやすいオチの付け方もあったかと思うのだが。

本棚整理したら積み本と買い忘れの数に気付かされて死にたい

 よし、タイトルで言いたいことは言ったな。

唐突な本棚晒し祭り - Danas je lep dan.

本棚を置く部屋が欲しい/本を売るのは自分を売るのと一緒/BDの効率的な収納を誰か教えて欲しい。本と違って規格が無いから上手く収まらない

2014/11/20 23:39

三年前に引っ越した際、本はほとんど実家においてきたため本棚が貧相なんですよ。特にラノベ含む文庫本の類。それでも3年間でラノベをほとんど読んでないことには愕然とします。写ってない積んでる本も相当にあるのですが。実家に帰るたびにイリヤの空学校を出よう・電波女あたりを読み返してしまう。

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下段が軍事・歴史中心、上段がそれ以外の雑学本である。3割ぐらい積み本。

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大判本を適当に突っ込んだ棚。見切れてる一ノ瀬俊也「宣伝謀略ビラで読む、日中・太平洋戦争」はとても面白い本なのだが、あんまり個人で所有するようなもんじゃないと思う。

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新書と文庫。少なっ。後ろにも近藤大介「金正恩の正体」があり、北朝鮮本が上のと合わせて4冊もあった。いや、面白いんですよ、北朝鮮情勢。「限定的な合理性」とか戦中日本と共通するキーワードも感じられて。

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ディーふらぐ!棚と見せかけて後に置いた犬と鯖の高津カリノ棚である。なつめネットの読み切り版は実家においてきた。後段には何を置いたのか忘れるので、一応思い入れの強いのや巻数の多いのを置くようにしている。

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 上は完全に雑多に詰め込んだ棚。中途半端なのが多いのは、前のほうが実家にあるからです。下は東方とモバマス速水螺旋人と隠れてるけどちょぼらうにょぽみと、あとサイズの合うのを適当に。

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なんだろう。ゆるい漫画の陰からニンジャが覗いていて不穏である。

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 少年漫画系。「だがしかし」のほたるさんは気高さとミステリアスさと子供っぽさが奇跡的なバランスで素晴らしいですね。「ボクガール」はTSモノなんですが心理描写が丁寧でキュンキュン来てとてもいいです。

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 ゆるくて女の子が可愛いコメディ漫画が好きです。最近柚木涼太先生がキテルみたいで非常に喜ばしいですね!
宵闇眩燈草紙は数少ない実家から密輸してきた本です。八房先生そろそろ宵闇の続刊描きませんか? 椎名さんと京太郎のその後とかすごく気になるのですが。
あー、シノビガミプレイしてーなー。リプレイが超面白いからずっと買い続けてるんですが、TRPGをプレイする機会がないので悶々としています。

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えー、上でも書いたのですが誰かBDの整理の仕方を教えて下さい。特にここには写ってないBOX系は大きさがバラバラなんで始末に困ります。あとリトバスのBDとラジオCDだけで埋まってる棚とかもあります。移動中は大抵ナツブラを聞いてます。

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 どうしてエロマンガ棚を晒してる人が見当たらないんですかね……? ロリコンですがLOよりも旧RIN・現Juicy系の作家が好きです。関谷あさみとかカイシンシとかベンジャミンとか巻田佳春とかきみおたまことかホーミングとか漫画描いてないけどほっけうるふとか。まあ石川シスケとかひげなむちとかミーハーなのも並んでますけどね。月吉ヒロキ先生はそろそろ茶道部の続き描いて単行本出してくれませんかね。
PETAはvol.1に某有村氏のロリコン文化についての評論が載ってたり、ゲームレビューやカラーページに力を入れててちょっと期待してたのですが、vol.5以降丸1年音沙汰なしです。コアマガジン社にいらない子扱いされたということでいいんでしょうか。

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いや、言い訳をするとですね。本の量が少ないのは、文庫や新書の類はなるべくKindleで買うようにしているというのもあるんですよ。学生時代に狭い部屋を本で埋め尽くして引っ越しが大変だったので。図表が多くて行ったり来たりしながら読むような雑学本は電子書籍だと不利だと気付き、最近はまた紙の本が増えているんですが。

最近はPCの画面でコミックが読めるようになったんですが「ジョニー・ライデンの帰還」や「のんのんびより」みたいなしっかり細部まで描き込んである作品がディスプレイでくっきり見えるのはなかなか良いですよ。Amazonさんもライブラリを綺麗に整理して晒せるような機能とか付けませんか? 結構需要があると思うのですよ。

あらゆる表現規制には反対するが、それはそれとして露出度を下げてくれ

 

俺に反論する意見は歴史修正主義なので却下 - Togetterまとめ

昔は性表現規制が緩く、オタクは萎縮していた。今は性表現規制が強まり、オタクは開放的になっている。昔からオタク文化は性的なモンだよ。

2014/11/15 18:01
80年代のアニメキャラはいかに”性的に消費”されていたか - Togetterまとめ

あらゆるものが性の対象化されてそれがおおっぴらになる、破廉恥な社会を目指すべきなのですよ。3割ぐらい本気。

2014/11/15 18:02

ここらへんの話にかこつけて。俺はあらゆる表現規制には反対するが、それはそれとしてキャラの露出度は下げてくれ。なんか露出度高いデザインのキャラが目に付くような気がして、萎える。

今季のアニメキャラだと俺ツイのツンデレ無乳ツインテ幼なじみ、津辺愛香がとても好きなのですが、変身後のテイルブルーのデザインは露出度高すぎてあんまり好きじゃないんですよねー。ストーリー的にも一応のエクスキューズはあるんですけど。正確には露出度そのものが問題じゃなくて不自然なセックスアッピールが嫌だというか何というか。例えばいわゆる「乳袋」は好きじゃないにしても別に嫌いでは無いんですが、「恋と選挙とチョコレート」の胸を強調する制服は許せないんですよ。なんでスカートの位置そんなに高いの?なんで上着は胸の部分がないの?その制服は誰がどういう意図でデザインして採用して着用してるの?

いや別にフェミニスト気取りとかピュアボーイアピールとかじゃないんですよ。二次元でオナニーしますし。ただ何というか、俺が二次元に求める主要な欲望は「元気な女の子を応援したい/振り回されたい/蹂躙されたい」というものなので、これも一つの少女性の消費ではあると思うんですが、俺が少女に求めるところの無垢とか何かに一途とかの属性と、性的なアピールとの相性が悪い。そういうの求めていない。そのキャラがそういうカッコしてる文脈が何かあればいいんだけど。性欲を持て余しているとき以外に、公共の場とかでそういう絵を見せられても、なんか引く。ミニスカートとかもあんまり短いのは見ていて面白くないし、ロリにマイクロビキニ着せる趣味もよく分からん。誘惑してくるとか辱めたいとかの文脈があるなら萌えるが。

ええっと、モバマスの話をしようか。

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モバマスで一番好きな絵はきらりんのゴシックプリンセス特訓後なんだけど、可愛いと思ったものは全部付けちゃうゴテゴテでフリフリのきらりらしさがあふれていると同時に、露出度は低いながらもちょっぴり大人っぽさがあってドキリとさせられる。

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露出度高い絵だと姉ヶ崎のこれとかが好き。合コンにも行ったこと無い処女ビッチでも、カリスマギャルの自覚があって、自分の体を見せることに自信があるという文脈があるから、こういう挑発的な絵がすごくグッと来る。

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他にも露出があるので好きな絵を探すと……。三好ちゃんはタンクトップに短パンと布面積は小さいんだけど、弾ける笑顔が眩しくて逆に性を意識しない少女性が強調されてていい。輝子は肩ひもが見えるダボダボのTシャツにスパッツという結構際どい格好だが、事務所の机の下で裸足で座り込んでいるというアンバランスさとかも含め、彼女のズレっぷりをよく表現してて好きだ。

 

もちろん俺は自分の欲望に沿ったものが見たいというだけで、他人の欲望をどうこう言う気はない。露出度の高い絵を見せられ時に俺が不快だからといって、その絵が排除されるべきだとは思わない。