水谷修氏と橋下徹氏のもめごと
もめごとと言うのは的を射ていないだろうけど。
http://www.mizutaniosamu.com/blog/010diary01/post_17.html
水谷修氏の日記に橋下徹氏が反応している。というかこの日記10月7日なのか。水谷氏にとっては何を今更騒いでるんだ、って感じだろうなあ。
そもそも水谷氏は政治信条の異なる松浪健太氏にポスターを使われたことに怒っており、維新の会批判はツマだと思うのだが、橋下氏はそこに噛み付いている。水谷氏の文章は『すごく怒っている』というだけあって少々意味が取りづらい(組織で人を判断しないといった直後に維新の会を批判したり)ものの、維新の会(と橋下氏)について以下のように書いている。
- ただ、大阪の教育を、ただむやみやたらにいじり、そして県知事の職を、ただ捨て、そして市長に。言うことだけは立派でも、結局は、何もしていないどころか、現場を混乱させた橋下氏を信じていないだけです。彼に聞きたい。子どもが大切ですかと。だったら私と夜回りをしましょう。子どもを愛していますかと。だったら、国政を何とかという前に、まずは学校と子どもたちの所へと。
これを僕は「教育に介入しているが、維新の会は具体的な改善は何もしていない。だからそのような理想を語るならまずは夜回りでもしてみろ」というふうに解釈した。
一方橋下氏は、水谷氏の意見は決めつけであって政治と現場の役割の違いをわかっていないと非難している。これについて僕は昨日『水谷氏は「引っ掻き回すだけで何もしていない(だから具体的に夜回りとかしてみろ)」と批判しているので、反論したいなら「維新の会は教育分野においてこのような成果を上げた」と言えばいい。読解力がないよね。』とブコメを残したのだが、今朝橋下氏のTwitterを確認したら教育行政の具体的な成果についても色々と語っていた。個人的には私立高校無償化以外成果として誇れるようなもんなのかと思う所も多いが、一応この件については形の上では筋を通したと言えるだろうか。まあ、まずそこについて語るべきだろうとは思うけど。
ただ、水谷氏が役割分担を理解していないという批判は失当だろう。水谷氏は教育の取材に熱心だったからという理由でかつて松浪氏を応援しているのである。現場至上主義というわけではなく、分をわきまえて行動すべきだ(だから自分は政治家にはならない、テレビに出ない)と言っているのであり、「夜回りをしましょう」という提案も維新の会には実績がないという認識の上でのものだろう。
http://www.mizutaniosamu.com/blog/010diary01/post_28.html
水谷氏は具体的に反論する気はないみたいだけど。