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多分戦場ジャーナリストに軍歴は必要ない

戦場ジャーナリストって、外国では退役軍人なり徴兵経験者がやる仕事なん..

一流の写真家集団であるマグナム・フォトのメンバーに軍役経験者がどれだけいるのか調べてみた。

マグナム・フォト東京支社〜ストックフォト、写真家・写真展情報のご案内〜

日本語公式サイトのプロフィールしか見てないので、軍歴を書いていないだけの人もいるかもしれないし、全員が戦場での取材をしているわけではないことはあらかじめ述べておく。従軍記者や後方勤務っぽいのも一応抜き出しておいた。

  • アンリ・カルティエ=ブレッソン Henri Cartier-Bresson フランスのレジスタンス活動に参加
  • ジョージ・ロジャー George Rodger 第二次大戦中は、米雑誌『ライフ』の特派員として、アフリカ、中近東、アジア、ヨーロッパ戦線を取材。戦争中最も長い道程を取材した記者としてライフ誌に紹介された。
  • デビッド・シーモア David Seymour (Chim) 戦争中はアメリカ軍の軍属として、写真偵察やその解析にあたる。
  • レイモン・ドゥパルドン Raymond Depardon 兵役のあと1967年に、仲間と写真通信社「ガンマ」を設立。
  • ポール・フスコ Paul Fusco 1951年から3年間写真家としてアメリカ陸軍通信隊に所属する。
  • コンスタンティン・マノス Constantine Manos 1956年から58年まで兵役につき、軍の機関紙のスタッフフォトグラファーとして勤務。
  • エリック・レッシング Eric Lessing 第二次世界大戦中、飛行士、写真家として英軍に従軍し、1947年にウィーンに戻る。
  • マルク・リブー Marc Riboud 1943年から45年までレジスタンス運動に参加し、その後リヨンの国立高等工芸学校にて工学を学ぶ。
  • コーネル・キャパ Cornell Capa 第二次大戦中は、米空軍写真情報部・広報部に勤務。
  • バート・グリン Burt Glinn 1943年から46年まで兵役を務め、49年にハーバード大学を卒業。
  • エリック・ハートマン Erich Hartmann 1943年、アメリカ陸軍に志願、ヨーロッパに駐留。
  • ウェイン・ミラー Wayne Miller 1942年から1946年まで海軍に従事し、そこでエドワード・スタイケンと出逢う。

写真家一覧ページでプロフィールが見られる79人中12人である。スイス人のワーナー・ビショフとかは徴兵歴があるかもしれないが、よく分からん。

軍歴のある人間自体は結構いるが、ほとんどは二次大戦時代であり、兵士として前線に立っていなさそうな者も多い。マグナム・フォトには若くて主に戦場で活動しているメンバーもたくさんいるが、彼らのプロフィールに軍歴はなかった。抜けがあったら教えて下さい。

というわけで、多分戦場ジャーナリストに軍歴は必要ない。増田の記事を好意的に読むなら、こういう独立系のジャーナリストではなく、企業が採用する場合に軍歴を持つものを優遇する可能性はあるかもしれない。僕はそういう話は知りませんけども。