春野友矢「ディーふらぐ! 15」

 

…… あっ…これはやっぱり駄目…

そもそも私の部屋だからとか関係なかった

今はどこだろうと 何しても駄目だわ

風間の顔をまともに見れないぃ

 

まあその風間はアレなカッコなんですけどね!

シスター大好きなので扉絵のシスター高雄でまず爆沈した。

相変わらず何やってるか分からない気が触れたようなギャグ漫画の合間合間にラブコメが挟まる展開だが、この作者高尾といい船堀といい照れ顔が本当に可愛いので、その振れ幅で落ちる。123話冒頭の高尾部長の照れ顔三段階とか最高ですね。

相手の親に会う展開に狭いところに閉じ込められる展開に主人公の女装に女の子の部屋に初めてお呼ばれとかものすごい密度だが、重くなりすぎずに毎話ギャグとしてオチ作ってるのは流石。前巻から登場してる風間父は適度な強キャラ感を維持しつつ真面目なボケキャラを維持してて良いね。最初は真面目なキャラとして登場してても、ギャグ漫画ではボケはボケとしてどんどんキャラ崩壊してしまうのが常だが、父親として一定の歯止めが効いてる気がする。

あと芦花の美少女顔が今まで1割だったのがラブコメの空気に当てられて2割ぐらいになってるので当社比2倍になって戸惑う。前巻は特に少なかったので、今巻で最初に美少女顔を見たとき本気で誰か分からなかった。