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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見てきた

この映画の登場人物たちは、みんな激しい怒りで頭がプッツンしている。ふがいない自分、憎き敵、理不尽な世界への怒りで身を燃やし、荒野を疾走する。そして燃え尽きるように次々死んでいく。

印象的だったのは最後にフュリアスとマックスが見つめ合うシーンだった。フュリアスは復讐を果たし、妻たちを含め虐げられた人々を解放したが、その顔は決して笑っておらず、晴れ晴れともしていない。思えば、彼女が本当に求めていた「緑の地」はもはや戻ってくることはない。砦を去り、一人荒野に戻ろうとするマックスは「救えなかった人々」の幻影に苦しめられ、自分を責めている。決して癒やされることのない怒りに身を焼かれているもの同士の繋がりが、二人にはあったのだろう。

 

あと初めて4DXのスクリーンで見たんですが、かなり没入感があって面白かったです。匂いはよく分からなかったし、煙はちょっとスクリーンが隠れて邪魔かなとも思ったんですが、耳の横を銃弾が通る感覚とかは、かなりヒヤヒヤしました。席の揺れ、振動は、ほぼ全編カーチェイスの映画でしたが、ほとんど違和感なく一体感があって関心しました。そういう激しいアクションシーン以外にも、上で挙げたフュリアスとマックスが見つめ合うシーンで席が斜めになり、両者の高低差・距離感を感じさせる演出とかも面白かったです。