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噴飯ものの意識調査

 

「噴飯物」 正確な使用は20% NHKニュース

「噴飯物」を青空文庫から用例をいくつか引いてみた。

 「噴飯」という字面から見て僕が連想するのはこういうのだ。

 

まあ吹いてるのは飯じゃなくてコーヒーなんだが、もちろん松田優作は全然笑ってない。まあ字面だけからは笑ってるって普通連想できないと思うんだよね。「ビックリした」ってのが素直な連想だろう。「腹立たしくてしかたないこと」と「おかしくてたまらないこと」の2択を迫られたらまあ後者を選ぶと思うが、時代とともに意味がブレるのも当然なのではないだろうか。あとまあ、面白いものを見ても飯を吹き出しちゃったらその後笑顔になれないこともあるような気がするよね。

辞書を色々くってみたが、明鏡・大辞林日本国語大辞典にはばかばかしい・失笑ものみたいな文言も書いてあった。日本国語大辞典には椿説弓張月の用例もあるが、これにも嘲笑的なニュアンスがあるように読めた。ちなみに広辞苑には「おかしくてたまらず、口の中の飯を吹き出すこと。ふきだして笑うこと」としか書いてない。だから広辞苑はダメなんだよ。

 

もちろん「ビックリ」と「笑い」は近い情動なんだけど、「ビックリ」と「怒り」も同じぐらい近いんだよね。人は「理不尽」に直面した時微妙な差異で笑い・怒り・神聖さなど様々な情動が引き起こされると何かの本で読んだんだけど何だったかな。バタイユだったかな。