「僕の心のヤバイやつ」桜井のりお

 

 キンドルのおすすめに出てきたので予備知識無しに購入。最初は「ああはい、のりおお得意の下ネタギャグ漫画で舞台を中学にして中二病要素も入れるのね」ってな感じで結構呑気して読んでたのだが、14話でぶったまげた。

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そうか、今回はギャグのネタとしてではなくて、ラブをメインに描くのか……。確かにあとがきで作者本人が言っているように、心の動きが丁寧に描写されている。いやホント、個人的にはみつどもえの時もやべひとに激萌えだったので、そこらへんの機微を描く力は本当にあるんだと思う。自転車回がいまネットで見られる範囲にはないっぽいので悶々としている。

 

釘抜紋→釘抜奴→奴豆腐→冷や奴

 

  •  釘抜紋(くぎぬきもん)は武家の縁起がいい柄

http://www.harimaya.com/o_kamon1/yurai/a_yurai/pack2/kugi.htmlwww.harimaya.com

  •  それを背に付けた半纏を着た下層武士が釘抜奴

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  • その紋みたいに四角く切った豆腐が奴豆腐
  • それを冷やしたのが冷や奴

語源に文句言っても仕方がないが、奴豆腐じゃなくて「釘抜き豆腐」で良かったんじゃないか感パない。

 

 

みんなが無限唐揚げより2段ジャンプを選んだ世界線

一昔前のオタクにとって手から出るのは和菓子だが、増田の手から出るのは唐揚げと相場が決まっている。

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無限唐揚げが現実主義の象徴、2段ジャンプが理想主義の象徴のように扱われているが、全く関係ない突拍子も無いものを比較しており、ツッコミどころ満載である。

ブコメでcider_kondo氏が言うように議論誘発力が高く、トラバでもブコメでも様々な意見が交わされたが、見たところどちらかというと唐揚げ派が優勢だった。

そのため増田二段JUMP普及協会が巻き返しを図っていた。

カテゴリー 「増田二段JUMP普及協会」 - はてな匿名ダイアリー

まあ普及協会は短期で活動を終えたのだが、唐揚げと言えば2段ジャンプというミームはその後も増田民の心の中に生き続けている。

[増田アース]ニダンバッタの奇妙な生態

唐揚げイコール鶏みたいな風潮

そして今日、唐揚げを手から出せるマンを求める増田が現れた。

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おそらく増田の周囲では、みんなが唐揚げよりも2段ジャンプを選んでしまったのだろう。増田二段JUMP普及協会も草葉の陰で喜んでいるに違いない。

あ、俺も2段ジャンプの方がいいです。だって手から無限唐揚げって絶対世界の理を歪める系の能力だから後でとんでもないしっぺ返しくるよ。2段ジャンプみたいに物理法則をちょっとごまかしてるのとは訳が違うよ。

33歳独身女騎士隊長。 天原

 

 電子版気になってたけど買ってなかったので、紙の方購入。

小国で姫の護衛やってるタイトルロールの33歳独身女騎士隊長メイルが、男の日照りのブラック職場でアレコレする、ドの付くシモネタギャグ漫画。裸も出てくるけどエロじゃなくてシモ。天原先生は普通にエロも描けるけどエロじゃなくてシモ。

作者本人もあとがき漫画で描いてるけどほとんど一発ネタみたいな内容なのに、毎回ファンタジー世界あるあるでちゃんと膨らませてて2ページでキレたオチつけてて凄い。まあ元々一コマネタめっちゃ上手い人だしね。

メイル以外にも、貧乳色情狂で嫁ぎ先の王子を籠絡して国を乗っ取る王女シルビア、メイルより年上の独身でプライド高くて溜め込んでそうなフローレルのキャラが好き。

シルビアの話は単行本分で一旦落ち着いたんかなと思っていたが、連載分見るとこれからも普通に出てくるみたいなんで安心。これからは連載分も買おう。

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ちょっと書き足りなかったのでつらつらと。

福島であれイスラムであれKKOであれ、彼らこそ特権を享受する既得権益者であるとして不満をつのらせている者もいる、ということに佐々木氏の記事は全く無頓着です。

KKOはともかく、福島やイスラムが特権階級だなんて、そんな奴らは間違ってると思いますか?俺も間違ってると思いますよ。けど、間違っていると切り捨てるならそれはポリコレによって切り捨てるのと何が違うんですか。

あれは行き過ぎた揶揄であった、というのであればそれは表現の自由への規制です。「ネガティブな方向については、より抑制的に自由を侵害しないようにする」と佐々木氏は書いていますが、表現の自由だって時として他の権利と鋭く対立するんです。無難で穏当のように見えて「公共圏」と同じぐらい「言うは易し、行うは難し」、そして実際には問題を含んでいることしか言えてないように見えます。

「○○り」が「○っ○り」に変化した例

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  • しくり→しっくり

元々は「ちくり」と同じように棘などが刺さる意。そこから深く突き刺さる、定着しているというように変化した。

  • ほこり→ほっこり
  • にこり→にっこり
  • しとり→しっとり
  • むつり→むっつり
  • しかり→しっかり
  • むちり→むっちり

 

日本国語大辞典で、促音が無い用例の方が古い物を並べた)

もちろん元々促音を伴っていた言葉も多いし、逆に促音が外れる例もあるが、促音を入れることで強調される、耳馴染みが良くなるというのは確かなのだろう。